【2025年最新版】SNSマーケティング用語集30選|初心者もプロも必見!基本から応用まで徹底解説

snsマーケティング 用語

「インプレッションとリーチ、正しく説明できますか?」 「会議で飛び交うKPIやCPAといった言葉の意味が、実はあやふや…」

SNSマーケティングを感覚だけで運用していては、成果を正しく評価することも、次の一手を戦略的に考えることもできません。成功の鍵は、データに基づいた改善サイクルを回すこと。そして、その根幹をなすのが**「マーケティング用語の正しい理解」**です。

この記事では、WEBマーケティングの現場で20年間、数々の企業のSNS戦略を支援してきたプロの視点から、SNSマーケティングで使われる必須用語を厳選。単なる意味の解説だけでなく、**「その数値をどう読み解き、どうアクションに繋げるか」**という実践的な視点まで踏み込んで、体系的に解説します。

目次

1. 分析の基礎となる最重要指標(基本の8語)

まずは、SNS運用の成果を測る上で絶対に欠かせない基本的な指標です。

SNSマーケティング用語基本8語
用語解説活用のヒント
1. インプレッション (Impression)投稿がユーザーの画面に表示された総回数。一人のユーザーが3回見れば、インプレッションは「3」とカウントされます。投稿がどれだけ拡散する可能性を持っているか、その**「露出量」**を測る指標。インプレッションが低い場合、投稿時間やハッシュタグの見直しが必要です。
2. リーチ (Reach)投稿を見た**ユニークユーザー数**。一人のユーザーが何回見ても、リーチは「1」です。投稿が**「何人の人」**に届いたかを示す指標。インプレッション数 ÷ リーチ数で、一人あたりの平均表示回数がわかります。
3. エンゲージメント (Engagement)投稿に対するユーザーからの能動的な反応(アクション)の**総数**。いいね、コメント、シェア、保存、クリックなどが含まれます。投稿がどれだけユーザーの心を動かしたか、その**「熱量」**を示す指標。エンゲージメントが高い投稿は、各SNSのアルゴリズム上有利になりやすいです。
4. エンゲージメント率 (Engagement Rate)投稿がリーチした人数のうち、どれだけの割合がエンゲージメントしたかを示す指標。<br>計算式:エンゲージメント数 ÷ リーチ数 × 100投稿の**「質」**を測る最も重要な指標の一つ。フォロワーが多くてもこの率が低い場合、コンテンツとファンの間にズレが生じている可能性があります。
5. CTR (Click Through Rate)クリックスルー率。投稿に含まれるリンクがクリックされた割合。<br>計算式:クリック数 ÷ インプレッション数 × 100投稿がユーザーを次のアクション(サイト訪問など)へ誘導できたかを測る指標。Webサイトへの集客を目的とする場合に特に重要です。
6. UGC (User Generated Content)ユーザー生成コンテンツ。ユーザーが自発的に作成・投稿した、企業の商品やサービスに関するコンテンツ(口コミ、レビュー写真など)。企業発信の情報よりも信頼性が高く、他のユーザーの購買意欲を強く刺激します。UGCをいかに生み出し、活用するかが成功の鍵です。
7. フォロワー (Follower)あなたのアカウントを購読(フォロー)しているユーザー。あなたの投稿がフィードに表示されやすくなります。単なる数だけでなく、自社のターゲット層と合致しているか、アクティブなファンであるかといった**「質」**が重要です。
8. ビュー (View)主に動画コンテンツが再生された回数。プラットフォームによってカウントの定義(3秒再生、最後まで再生など)が異なります。動画コンテンツの**「視聴数」**を示す基本指標。視聴維持率と合わせて見ることで、動画の質を評価します。

2. SNS広告を運用するなら必須の広告関連用語(7語)

広告の効果を正しく測定し、予算を最適化するために不可欠な用語です。

SNSマーケティング用語応用7語
用語解説
9. CPC (Cost Per Click)クリック単価。広告が1回クリックされるごとに発生するコスト。
10. CPM (Cost Per Mille)インプレッション単価。広告が1000回表示されるごとに発生するコスト。
11. CPA (Cost Per Acquisition)顧客獲得単価。1件の成果(商品購入、会員登録など)を獲得するためにかかったコスト。
12. CVR (Conversion Rate)コンバージョン率。広告をクリックしたユーザーのうち、成果に至った割合。
13. ROAS (Return On Advertising Spend)広告費用対効果。広告費に対してどれだけの売上が得られたかを示す指標。
14. ターゲティング (Targeting)広告を配信するユーザーを、年齢・性別・地域・興味関心などで絞り込むこと。
15. リターゲティング (Retargeting)一度自社のWebサイトを訪れたことがあるユーザーに、再度広告を配信する手法。

3. 戦略立案と効果測定に不可欠な応用用語(8語)

より大局的な視点でSNSマーケティングを捉えるための戦略用語です。

戦略立案と効果測定に不可欠な応用用語(8語)
用語解説
16. KGI (Key Goal Indicator)重要目標達成指標。ビジネス全体の最終目標(例:売上〇〇円、利益率〇%)。
17. KPI (Key Performance Indicator)重要業績評価指標。KGI達成のための中間目標(例:フォロワー数、エンゲージメント率)。
18. ソーシャルリスニングSNS上のユーザーの声を収集・分析し、自社の評判や顧客ニーズを把握すること。
19. インフルエンサー特定の分野で多くのフォロワーを持ち、強い影響力を持つ人物。
20. アルゴリズムユーザーに表示する投稿の順番などを決定する、各SNS独自の計算プログラム。
21. トーン&マナー(トンマナ)投稿の文体、デザイン、世界観など、発信する情報全体の一貫性を保つためのルール。
22. オウンドメディア (Owned Media)自社が所有・運営するメディア(公式サイト、公式ブログ、公式SNSアカウントなど)。
23. アーンドメディア (Earned Media)第三者からの評価や評判を獲得するメディア(報道、口コミサイト、UGCなど)。

4. 主要SNSプラットフォームの独自用語(7語)

各SNSの特性を理解し、使いこなすための用語です。

用語解説
24.ポスト (Post) / リポスト (Repost) / 引用 (Quote)X (旧Twitter) の基本的なアクション。
25.フィード (Feed)InstagramやFacebookで、フォローしているアカウントの投稿が時系列やアルゴリズム順に表示される画面。
26.ストーリーズ (Stories)24時間で自動的に消える縦型の写真や動画を投稿するInstagramの機能。
27.リール (Reels) Instagramのショート動画機能。音楽やエフェクトを使って楽しめる。
28.ニュースフィード (News Feed)Facebookにおけるフィードの公式名称。
29.Metaビジネスマネージャ FacebookとInstagramの広告やビジネスアセットを一元管理するための公式ツール。
30.インサイト (Insight) / アナリティクス (Analytics)各SNSが提供する公式の分析ツール。投稿のパフォーマンスやフォロワーの属性を確認できる。

まとめ:用語の理解は、戦略的SNSマーケティングへの第一歩

SNSマーケティングの用語は、単なる言葉ではありません。一つひとつが、あなたの活動の成果を示し、次への改善点を示唆してくれる**「コンパス」**です。

感覚的な運用から脱却し、これらの指標を正しく読み解き、データに基づいたPDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)を回すこと。それこそが、SNSマーケティングを成功へと導く唯一の道です。

ぜひこの記事をブックマークし、日々の運用で迷った際の辞書としてご活用ください。あなたのSNS戦略が、確かな一歩を踏み出すことを応援しています。

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